三味線の糸

三味線の弦は、他のどの楽器と比べても大変特徴のある素材を用いています。
これは、細い絹製の糸をより合わせて作られています。
箏(こと)も絹糸を用いることがありますが、最近はより強度があって安価なテトロン繊維製の弦を使うことが多いようです。
三味線の弦は、伸縮性がかなりあります。これが三味線独特の余韻や音色に影響している反面、チューニングした音程が安定しないという欠点にもなっています。
このため、舞台上の三味線奏者は、開放弦が出てくる度に、チューニングを微調整しながら演奏しています。
三味線の弦(糸)は、一の糸、二の糸、三の糸と大きく太さが異なる上に、各糸ごとに番号で太さの規格があります。
例えば、長唄の場合、一二三をそれぞれ15-13-13という番号の糸を使用します。
この番号は数字が大きくなるほど、糸が太いことを意味しています。
上記の通り、長唄では三の糸に13の太さの糸を通常は使用します。
ところが、唄方や曲調の都合で、低くチューニングする場合には、14や15の糸(僅かに太い)を用いることがあります。
三味線店や和楽器店に行くと、三味線音楽のジャンル(長唄、津軽、地唄など)を伝えれば、標準的な太さの糸を出してくれます。
念のため、いつも使っている糸の番号を覚えておき、購入時に確認されるとよいでしょう。
穂積

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