しゃみせん らぼ       
三味線LAB 2022

「競宴」三味線+囃子+舞踊

三味線LAB 2022

三味線の魅力を、古典から現代作品まで、解説付きでお届けする三味線LABシリーズ。ご好評いただいた第1回に引き続き、今回はさらに太鼓や笛などの囃子、日本舞踊を加え、より一層盛り上がるステージをお楽しみください!

三味線の魅力を、古典から現代作品まで、解説付きでお届けする三味線LABシリーズ。ご好評いただいた第1回に引き続き、今回はさらに太鼓や笛などの囃子、日本舞踊を加え、より一層盛り上がるステージをお楽しみください!

【前回公演の映像】

公演日時・会場

2022年12月15日(木)

18:30開演(17:45開場)
紀尾井小ホール

千代田区紀尾井町6番5号 四ツ谷駅徒歩6分
全席指定 前売 4,000円 当日 5,000円

協賛・協力

【協賛】
有限会社タケル企画

【制作協力】
特定非営利活動法人 舞台芸術21ネットワーク

出演者

簑田司郎(音楽監督)

杵屋五司郎(三味線演奏家)
東京芸術大学を卒業後、世界10数国にて公演を重ね、昭和音楽大学や東京芸術大学の非常勤講師を勤め、現在、三味線界の第一人者として活躍中。
作曲も手掛け、弟子も全国に100人以上育成し、名取30名、東京芸術大学へも10数名入学させる等、多岐にわたる演奏活動を展開している。
東京、京都、博多、熊本、松江に稽古場を持つ。
人間国宝 杵屋五三郎師より杵屋五司郎の名を頂く。

守 啓伊子

東京藝術大、同大学大学院修士課程音楽研究科修了。杵屋五司郎氏に師事。長唄東音会同人。日本音楽集団、アンサンブル室町、metropolitan wanote bandメンバーとして現代音楽、即興演奏など、国内外で精力的に活動をしている。鎌倉邦楽会を主催し、邦楽普及にも尽力している。

簑田弘大

東京藝大卒。長唄東音会同人、日本音楽集団団員。杵屋 五三吉氏、杵屋 五吉郎氏に師事。
古典から現代作品の演奏まで、国内外で幅広く活動し、日本の文化を発信している。
また舞台、映画、テレビ、ラジオ、ゲームへの作編曲や収録なども手がける。
大学等で後進の育成にも力を入れる他、東京、新潟、仙台では教室も主宰している。

穂積大志

福島県福島市出身、上智大学外国語学部卒、東京藝大別科卒。
杵屋五司郎氏に師事。長唄東音会同人、日本音楽集団団員。NHK邦楽技能者育成会卒業、NHK邦楽オーディション合格。日本音楽集団の海外公演:ブラジル・イギリス・アメリカ3都市ツアーに出演、2018年インドネシア公演では派遣団長を務める。
くまもと全国邦楽コンクール優秀賞。「志の輔らくご in PARCO」公演に過去4年に渡って出演。

都築かとれ

東京藝大卒。
長唄三味線を東音簑田弘大氏、長唄を東音西垣和彦氏に師事。
2017年 大学時代の同級生と「紡ぎ会」結成。数回の自主公演を行う。
2017年World Baseball Classic開幕パフォーマンスに参加。
2018年NHK紅白歌合戦 石川さゆり「天城越え」に参加。
2019年TVアニメ「ONE PIECE」ワノ国編、アニメ内BGMの収録に参加。
長唄東音会同人、一般社団法人長唄協会所属。

長井麻江

東京芸術大学(音楽学部 邦楽科 長唄三味線専攻)卒業。日本音楽集団所属。
長唄東音会同人
三味線を東音簑田弘大氏に師事。
長唄を東音西垣和彦氏に師事 。
新潟市Jr邦楽合奏団講師。

中田 誠

1986年、神奈川県出身。15歳の頃より民謡、津軽三味線を始める。長唄三味線を杵屋五司郎氏に師事。長唄東音会同人。
フラメンコ舞踊団アルテイソレラ舞台公演(2010、2014、2015年)、スペイン公演(2016年)へ出演。このスペイン公演は、2016年にアナザースカイで放映される。同年、世界的に有名な和太鼓集団「鼓童」主催のアースセレブレーションへアルテイソレラと出演。

都築明斗

平成九年四月一日東京生まれ。
9歳より民謡三味線を始める。
14歳より長唄三味線を東音簑田弘大氏に師事、
18歳より長唄を東音西垣和彦氏に師事。
YouTubeやテレビCMなどの収録など、古典から現代曲まで挑戦し、各三味線教室にて指導も務める。
東京藝大卒、長唄東音会同人、長唄協会会員。

川嶋志乃舞

1994年生まれ、茨城県出身。3歳より佐々木光儀に津軽三味線を師事。東京藝大卒。伝統芸能の振興の傍ら、日本武道館や海外でポップス活動も行う。みとの魅力宣伝部長、笠間特別観光大使、民謡アンバサダーに就任。幅広い知見と型に囚われないポップセンスを持ち合わせ、東京藝大はじめ大学特別講師や、開発などにも携わる。

駒田早代

三重県津市出身。1999年生まれ。
7歳より津軽三味線を始め、松田隆行師に弟子入りし、10歳より本格的に民謡も始める。小学一年生の頃から全国大会に出場し、10代で日本一を獲得。
長唄三味線を杵屋五司郎師、長唄を杵屋勝眞規師に師事、東京藝大卒。全国各地で演奏活動をしながら古典からオリジナル曲、カバー曲やPOPSを民謡調にアレンジして弾き語りをするなど、様々なジャンルに挑戦し、幅広い層から支持を集める。

山崎千鶴子

長唄を杵屋五司郎氏に、端唄・民謡を藤本秀杜氏に師事。藤本流師範。
NHK邦楽技能者育成会第37期を卒業。日本音楽集団団員。
細棹および太棹三味線奏者として、現代邦楽を中心にミュージカル・演劇・オペラ・ポップスなど幅広いジャンルで活動中。
国際交流基金、オーケストラアジアなど世界各地での公演にも参加。

盧 慶順 【囃子】

東京藝術大学音楽研究科邦楽囃子専攻(博士課程)修了。邦楽囃子演奏家として古典から現代まで、幅広い演奏活動をしている。新作初演や録音も多く、『田楽風囃子組曲』『海と風と』等の邦楽囃子を主にした作品の作編曲、作調を手がける。「鼓の会」「銀座小鼓教室」主催。中国、韓国、ロシア、デンマーク等の海外公演も多数ある。歳松会理事。東京藝術大学音楽学部准教授。昭和音大講師。邦楽囃子を望月彦十郎、長唄三味線を杵屋五司郎に師事。

藤森彩貴 【笛】

埼玉県出身
小学4年生から無形文化財葛西囃子を始め地元の祭事に参加。
2015年 長唄邦楽囃子笛を中川善雄師に師事。長唄三味線を杵屋五司郎師に師事。2022年 東京藝術大学邦楽科邦楽囃子専攻 卒業。在学中に「常英賞」を受賞。

迎田優香 【笛】

埼玉県出身。東京芸術大学音楽学部邦楽科卒。
笛を中川善雄氏、囃子を田中佐幸氏、望月庸子氏、長唄三味線を杵屋五司郎氏に師事。
古典音楽を中心に国内各地の舞台で活動する一方、民謡、現代音楽、ポピュラー音楽の演奏にも力を注ぐ。
演奏会、舞踊会をはじめ、各ホール、パーティー会場での演奏や、学校公演、ワークショップなど精力的に活動中。

花柳喜衛文華 【日本舞踊】

北海道出身。花柳基に師事。東京藝術大学邦楽科日本舞踊専攻卒業。2011年日本舞踊協会主催『各流派合同新春舞踊大会』にて奨励賞受賞、2012年最優秀賞受賞NHK『にっぽんの芸能』、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』などTV出演多数。アメリカ、メキシコ、韓国など海外公演参加。日本舞踊協会公演、国立劇場主催公演『明日をになう新進の舞踊・邦楽鑑賞会』。シスカンパニー公演、いのうえひでのり演出『近松心中物語』出演。埼玉県立芸術総合高等学校非常勤講師。劇場型レストラン&バー《水戯庵》所属

賛助出演者

【唄】東音西垣和彦、東音小島英裕、東音西垣秀彦
【囃子】望月庸子、藤舎円秀、堅田紗都子

プログラム

長唄「蜘蛛拍子舞」(1781年、初世杵屋佐吉)
 〈唄〉東音西垣和彦、東音小島英裕、東音西垣秀彦
 〈三味線〉簑田司郎、簑田弘大、都築かとれ、長井麻江
 〈笛〉藤森彩貴 〈小鼓〉盧 慶順、堅田紗都子 〈大鼓〉藤舎円秀 〈太鼓〉望月庸子

三絃二重奏曲/太鼓「太鼓の曲」(1946年、杵屋正邦)
 〈三味線Ⅰ〉穂積大志、中田 誠 〈三味線Ⅱ〉山崎千鶴子、都築明斗
 〈太鼓〉盧 慶順

現代邦楽「面-OMOTE- 5人の三味線奏者のための」(2015年、高橋久美子)
 〈細棹三味線Ⅰ〉簑田弘大 〈細棹三味線Ⅱ〉守 啓伊子 〈細棹三味線Ⅲ〉長井麻江
 〈低音三味線〉穂積大志 〈太棹三味線〉山崎千鶴子 

舞踊と三味線音楽で巡る《お国自慢ツアー》
「縁干支和楽旅空(えにしのえとたのしいたびぞら)」(構成:壹岐達郎)
 ー長唄「外記猿」「鷺娘」「越後獅子」他
 民謡「津軽じょんがら節」「日光和楽踊り」「秋田大黒舞」「佐渡おけさ」他
 〈舞踊〉花柳喜衛文華
 〈長唄〉東音西垣和彦、東音小島英裕、東音西垣秀彦
 〈三味線〉簑田司郎、守 啓伊子、中田 誠、(上調子)都築かとれ
 〈津軽三味線・民謡〉川嶋志乃舞、駒田早代
 〈笛〉藤森彩貴、迎田優香
 〈大太鼓〉藤舎円秀 〈小鼓〉望月庸子 〈大鼓〉堅田紗都子 〈太鼓〉盧 慶順

 2022年寅年も残りわずか。卯年を間近に控え、今宵は十二支の干支に因んだ「お国自慢ツアー」をお楽しみいただきます。
1.子(ね)の章 お国自慢ツアーは「青森県」からスタートします。昨年も大変ご好評をいただいた、民謡「津軽じょんから節」の力強い演奏に引き続き、ツアーの幕開けに相応しく、「三番叟」の鈴の段に合わせて、十二支最初のネズミが、天敵の猫に鈴を掛けん祈ります。
2.申(さる)の章 続いて訪れるのは日光東照宮の三猿、栃木県です。民謡「日光和楽踊り」で、日光への旅情に浸りつつ、長唄「外記猿」にて日光猿軍団を彷彿とさせる猿回しが登場します。
3.酉(とり)の章 秋田県では、明るく大変おめでたい民謡「秋田大黒舞」をお聴きいただきます。一転して趣向を変え、長唄「鷺娘」にて、色恋に命を燃やし、白鷺となった娘が、やがては受ける地獄の責め苦を、舞で表現します。
4.寅の章 最後は寅年の今年を振り返り、トラに匹敵する強さを誇る獅子(?)にまつわる新潟県を訪ねます。哀調を帯びた節が特徴の民謡「佐渡おけさ」に続き、長唄「越後獅子」では、農閑期の大道芸として舞われた獅子舞に始まり、後半では布を川水にさらして漂白する布ざらしの情景を踊ります。

PAGE TOP
MENU