五線譜で三味線4

今日はまた3拍子の曲です。間違いなく耳馴染みのある曲だとは思いますが、通常は歌で唄ったり、音の伸びる管楽器で演奏されることが多いので、三味線だと判りにくいかもしれません。
三味線のチューニングは、まず始めに「シ―ミ―シ」の本調子で演奏してみてください。五線譜と三味線の勘所の関係に慣れてきたら、三下り「シ―ミ―ラ」で弾いてみると、もっと楽に弾くことができます。
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「カナ振り」を行うときの注意点として、
「臨時記号の♯♭記号は、その小節一杯までが有効範囲」
という五線譜の基本ルールを忘れないようにしてください。
ついつい、先頭から音符を数字に置き換えていると、小節の感覚がなくなってしまうため、臨時記号の有効範囲を忘れてしまうことがあります。
例:楽譜2段目の2小節目の「ド#」
それから、スクイを指定した音符が、2箇所あります。
・2段目-4小節目-1拍目の「ミ」
・4段目-4小節目-1拍目の「ラ」
本来の楽譜では、ここはスラーで2小節に渡って音を伸ばして演奏します。ところが三味線の場合には、弾いてしまった後は余韻を消すことはできても、伸ばすことができません。
そこで、音が伸びているかのように余韻を継続させるため、スラーとする代わりに弱音でスクイにしてみました。(古典における「三つ間」と同じ感覚です。)
もちろん、細かい撥さばきが得意でしたら、2つの音符の長さ分だけトレモロ(撥先で細かくチリチリチリと連続でスクイを弾く)を入れてもいいでしょう。
演奏上のテクニックとしては、
「ド#―シラ|ド#」という8分音符と16分音符2つの組み合わせが何度か出てきます。この時、2つ目の音である「シ」をハジキにすると、撥さばきが楽になります。一般的に16分音符の連続がある場合、曲のテンポにもよりますが、スクイやハジキを活用することを検討してみてください。
穂積

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