【7/23上野】長唄二題の会
長唄二題の会
<第十六回>
【日時】2009年7月23日(木) 開場18:30 開演19:00
■「新曲胡蝶」
唄 :東音安岡麻里子
三味線:東音阪本剛二郎 杵屋五助
■「俄獅子」
唄 :杵屋三七郎 杵屋長壽郎
三味線:東音穂積大志 東音大木啓衣
◎今月の「二題の会」では、「俄獅子」を演奏します。「俄(にわか)」とは、即興の芝居を指す一般名詞ですが、この曲では「吉原俄(=吉原の遊郭で秋に行われた年中行事の一つ)」を指しています。当時吉原に出入りしていた歌舞伎の有名作家や、作曲家(三味線方)が、この行事のために作曲したり、作品を提供したりと、文化・芸能面でも非常に洗練されたお祭りであったようです。
この曲では、華やかな吉原俄の情緒を、単純に描写するだけではなく、旧来の「獅子もの」である「相生獅子」の歌詞を巧みにパロディ化して唄い上げています。先月の「石橋」でお聴き頂いた通り、カタい表現と勇壮さ豪快さが特徴の「獅子もの」の歌詞が、廓情緒の表現としてどのように料理されているのか、そのあたりもきっとお楽しみいただけるかと思います。
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