【10/6上野】長唄二題の会
長唄二題の会
<第三十一回>
【日時】2010年10月6日(水) 開場18:30 開演19:00
■創作長唄「月の宮」(作詞:小松原育胤/作曲:東音穂積大志)
唄 :杵屋三七郎
三味線:東音穂積大志 東音大木啓衣
■「土蜘」
唄 :東音安岡麻里子
三味線:東音大木啓衣 東音穂積大志
【会場】お江戸上野広小路亭
(台東区上野1-20-10 TEL:03-3833-1789)
【料金】2,000円
(全席自由)
◎今月の一曲目、創作長唄「月の宮」は、2010年5月9日の第22回東音創作会(於:紀尾井小ホール)にて初演された創作曲です。
以下、創作会の時のブログ掲載記事からの引用です:
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この「月の宮」という曲は、「今昔物語」や、僧・良寛の長歌にも歌われている「月の兎」という物語からの創作長唄になります。
物語のあらすじ:
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天竺に兎・狐・猿の三匹の獣があって、共に菩薩の道に励んでいた。三匹の獣は、飢え痩せ衰えた老人を助けようと、猿は木の実、狐は魚をくわえ老人に与えた。一方、兎は何も食べ物を見つけることができない。覚悟を決めた兎は、わが身を火中に投じて、その身を老人に捧げた。その時老人は、御仏と転じ、兎の捨身の慈悲行を尊んで、兎の姿を月に写した。
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この内容を、あまりシリアスになりすぎないように注意しながら、従来の長唄の構成に従って作曲いたしました。是非とも会場にお運びいただき、ご意見やご感想をお聞かせいただけましたら幸いです。
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この時は、三挺三枚、囃子入りということで、それぞれ唄を配役に応じて振り分け、物語調の演奏となりました。今回は、その5月の初演を経て、また作詞家さんからの提案をいろいろと反映して、この曲に少し手を加えていく予定です。独吟ということもありますので、それこそ良寛さんの法話が思い浮かぶような演奏になれば、面白いかな・・・などと考えております。
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