【7/28上野】長唄二題の会
長唄二題の会(第三十八回)
長唄二題の会
<第三十八回>
【日時】2011年7月28日(金) 開場18:30 開演19:00
■「三曲糸の調」
唄 :東音半田綾子
三味線:東音大木啓衣・東音穂積大志
■「安宅の松」
唄 :杵屋三七郎
三味線:東音穂積大志・(上)東音坂田舞子
【会場】お江戸上野広小路亭
(台東区上野1-20-10 TEL:03-3833-1789)
【料金】2,000円
(全席自由)
◎今月の二題の会では、「三曲糸の調」と「安宅の松」を演奏いたします。
この「安宅の松」の成立は「京鹿子娘道成寺」と同時期の、いわゆる古い長唄(宝暦・明和年間)になります。曲名の通り、謡曲の「安宅」の詞章を前半に引用しています。
「安宅」の詞章を引用したものとして、後日には「勧進帳」や「安宅勧進帳」といった作品が生まれるわけですが、面白いことに時代を下るにつれ、原曲の謡曲の筋に忠実になっていきます。
これは「道成寺」についても同様で、「京鹿子娘道成寺」よりも幕末期の「紀州道成寺」の方が、謡曲の歌詞に近い内容となっています。
前半は、謡曲「安宅」詞章を採って、安宅に着くところまでを歌い、その後は童謡を挿入、当時の流行歌と続き、「文正草子」という奈良絵本(おとぎ話)を引用した後、弁慶が天狗(僧正坊)の正体を現して終曲となります。
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