8月21日龍馬伝(第34回)の三味線
先日、教室の生徒さんから、
「NHK大河ドラマ「龍馬伝」のワンシーンで、長唄『秋色種』の前弾きが聞こえてきました」
とのメールをいただきました。
たまたま先週の第34回を見逃していましたので、改めて録画したものを確認してみることに。
確かに、番組後半の「お元」が舞を舞うシーンの直前で、龍馬のセリフのバックとして、長唄『秋色種』の前弾きが演奏されていました。
上記の旋律は、もともとは地歌の「六段恋慕」という曲がオリジナルで、そこから一部が引用されています。
地歌は上方(京都・大阪)を中心として発展した三味線音楽で、江戸を中心として発展してきた長唄とは、また違ったリズム感を持っています。
察するに、ここで演奏されているのは、前者の長唄の方かと思います。
ちなみに、「お元」が舞を舞っている曲は「長崎浜節」といって、これは民謡の類に属するでしょうか。
近頃、教室へのお問い合わせがやや増えているのは、このようなテレビの影響もあるのかな…などと思いました。