三味線と痛み
三味線を弾きはじめのころは、どうもいろいろなところが痛くなってきます。
どんなスポーツでも楽器でも、最初は無駄な力が入ってしまっているのが原因です。
左手を上げて、右手を下げるという姿勢のためか、肩凝りを訴える方が多いように思われます。
肩凝りがひどい方は、演奏前や休憩時に肩のストレッチ運動をすることをお勧めします。同じ姿勢を長時間続けるとどうしても血流が悪くなりますので。
そして、弾いている最中では、両肩の高さが均等になっているかどうか確認して下さい。頭のてっぺんを頂点とする二等辺三角形の中に、ご自身の構えが入っていれば正解です。
親指や小指が痛くなる方、これは撥の握りに力を入れ過ぎていることが、原因の一つです。撥を「握る」というよりも、あらかじめ握る形を作った右手に、撥を「はめ込む」ようにするのがコツです。
すべての指が均等に撥にフィットしていることもポイントになります。
いずれにせよ、無理は禁物ですので、どこかに痛みや凝りを感じたら、休憩を入れるようにしましょう。
YouTube動画でも三味線の正しい構え方について解説しておりますので、合わせてご活用ください。