7・の位置
今日は勘どころ(ポジション)についてです。
三味線を始めて、最初にぶつかるのが、6・と7・のポジションの難しさです。
他の勘どころと違って、目印がありませんから、耳と指の移動距離で覚えるしかなさそうです。
7・の音というのは、開放弦のちょうど1オクターブ上の音になります。
この「1オクターブ上の音」を出すには、弦の長さをちょうど半分にすると、この音が得られるのです。
ですから、7・のポジションは、三味線の弦のちょうど中間点を押さえればよいことになります。
ただし、この時注意しなければいけないのは、三味線の弦の中間点とは、上駒(三味線の上方にある、金属の部品)から胴側の駒の間の中間になります。
両駒よりも外側の弦は、音程に影響しない、いわば「死に弦」ですので、これは弦の長さに含めてはいけません。
「弦の中間点」ということは頭では分かっても、実際に曲の中でこのポジションを正確にとらえるには、ある程度の練習が必要でしょう。
hozumi