三味線の静音化

もうすぐ梅雨明けでしょうね。これだけ湿度の高い日が続き、一気に梅雨明けすると、梅雨明けと同時に全国でもたくさんの三味線の皮が、お破けになることだろうと思われます。
もちろん、私にとってもただ事ではありません。
前にも書いたように、皮の破けを防ぐには、頻繁にカバー出して呼吸させ、演奏して皮に振動を与えてあげることです。
とはいっても、窓を開けて弾けば騒音(?)になるし、この時期にエアコンを付けて練習するのも、少し罪悪感が生まれます。
大きな音を出さずに三味線の練習をする場合、撥ではなくて人差し指の爪を用います。
右手親指と人差し指で輪を作って、これを撥の代わりにして練習します。
また、「忍び駒」という粋なネーミングの静音化駒もあります。
いずれの方法にせよ、左手の練習や、曲を覚えるには有効ですが、正しい撥さばきの練習にはなりません。
三味線独特の気持ち良さも半減するので、今のような天気ではますますイライラしてしまうかもしれませんね。
hozumi

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

前の記事

浴衣ざらい

次の記事

録音について